ロック

Tom Waits - Closing Time(1973)

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酔いどれ詩人、トム・ウェイツの1st。このアルバムには個人的にちょっと甘酸っぱいエピソードがある。

日本のシンガーソングライターでSIONという人がいる。彼の曲で「クロージングタイム」という曲があって、僕のお気に入りの曲だった。僕が17歳の時だ。

その「クロージングタイム」の歌詞に「酔いどれトムのブルースが聴きたい」というフレーズがあって、僕はこのトムという人はあくまで架空の人物だと思っていた。

ところがある日レコード屋(当時はまだCDはそれほど普及していませんでした)でレコードを物色していると、トム・ウェイツという人のアルバムを見つけた。タイトルを見るとなんとクロージング・タイムと書いてあるではないか。

早速そのレコードを買い、当時付き合っていた年上の彼女のアパートへ向かった。彼女もSIONのファンだったので驚き、二人でクロージング・タイムを聴いた。

夢のような時間だった。美しいピアノとメロディ、しゃがれたボーカル、ジャージーなナンバー、ピアノとトランペットのインスト。すべてが珠玉の名曲揃いだ。

結局その彼女とは些細なことがきっかけで別れてしまったのだが、今でも深夜に酒を飲みながらこのアルバムを聴くと彼女の事を思い出す。

誰にも忘れられない人がいる。嫁さんに怒られそうだけどクロージング・タイムは墓場まで持っていくアルバムだと決めている。


【歌と演奏:管理人】

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