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Pink Floyd - The Piper at the Gates of Dawn(1967)

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夜明けの口笛吹き(原題:The Piper at the Gates of Dawn)はピンク・フロイドのデビューアルバムにしてUKサイケデリックの古典。奇才シド・バレット在籍時の唯一の作品である。

本作夜明けの口笛吹きは完全にドラッギーなアルバムである。LSDの恍惚に浸りきったようなこのアルバムに比べればビートルズのサイケなんてかわいいもんだと思う。だから本作はその後のピンク・フロイドの作品と分けて考えた方がいい。その意味では唯一無比のアルバムである。

夜明けの口笛吹きの魅力はこうした病的ともいえる繊細な面とポップな面が奇跡的なバランスで成立しているところにあると思う。それまで子どものおもちゃ扱いされていたロックがさまざまな実験的試みをへて明らかにに芸術として成立することを示した作品ともいえる。

ハイライトは7曲目の「星空のドライブ」だろう。ファズで歪みきったシドのギター。フリーキーなバックサウンド。狂気そのものが体現されている圧倒的なトリップ感だ。当時のフロイドのライブではこの「星空のドライブ」を30分以上演奏していたという。

シド・バレットはその後、神経を病み、ピンク・フロイドを脱退する。そしてこの偉大なる才能を失った残りのメンバーはその喪失を呪うように苦しむことになる。

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