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Bob Dylan - Highway 61 Revisited(1965)

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追憶のハイウェイ61(原題:Highway 61 Revisited)は60年代を象徴するボブ・ディランの名作。本作からディランはフォークからロックへの移行を成し遂げたと評されるが、それはサウンドだけではない。確かにキーボードのアル・クーパー、ギタリストのマイク・ブルームフィールドを起用した本作のサウンドはTombstone Blues、Highway 61 Revisitedなどの楽曲のなかでロックの持つ焦燥感やダイナミズムを見事に体現している。

しかしこのアルバムでディランが本当に得たものは「怒りに満ちた文学性」だと思う。Like a Rolling Stone、Ballad of a Thin Manでのディランの攻撃性。それは以前の「ロックとは他愛のない事柄を歌うだけのキャンディーソング」という固定概念を打ち破り、ジョン・レノンやミック・ジャガーにまで影響を与えることになる。

このアルバムによってロックはより高次元の「鑑賞に堪えうる芸術」というポジションを得た。現在僕たちリスナーが「この曲はどんなことを歌っているんだろう」と当たり前のように感じる疑問。その扉を開いたのは他でもない、この追憶のハイウェイ61だと思う。

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