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Primal Scream - Screamadelica(1991)

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90年代のクラブ・ダンスカルチャー、セカンド・サマー・オブ・ラヴを語るのに欠かせない1枚。スクリーマ・デリカはプライマル・スクリームが1991年にリリースしたサードアルバムである。

彼らは幅広い音楽的バックボーンを持つ。ゴスペル、ブルース、ジャズ、テクノ、ハウス、あらゆるロック。数え挙げたら切りがないほどだ。それらをバックボーンに本作でプライマル・スクリームは陶酔的で圧倒的な多幸感のあるアルバムに仕上げてみせた。

冒頭のMovin' on Upでゴスペルとロックの融合を果たし、60年代のサイケバンドThe 13th Floor Elevators のSlip Inside This Houseを4つ打ちのハウスでカバーしたセンス。

ダウナーなチルアウトナンバーHigher Than the Sun、「みんな集まれ、一つになろう」とボビー・ギレスピーが歌うCome TogetherやLoadedの高揚感、ストーンズの全盛期を支えたジミー・ミラーをプロデューサーに迎えたアコースティックの名バラードDamaged。

本作スクリーマ・デリカは様々な音楽的要素が決して散漫にならず、「快楽」というキーワードに集約されている。一見、ただの享楽的なその場しのぎのアルバムに聞こえるかもしれない。「ダンスとロックの融合」という言葉も言うのはたやすい。しかし彼らの豊富な音楽的バックボーンがそれを否定する。

これがスクリーマ・デリカが名作である確かな証拠だと思う。

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