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The Rolling Stones - Goats Head Soup(1973)

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ストーンズは当時台頭してきたレゲエ・ミュージックに目をつけ、ジャマイカでレコーディングを行った。それが本作山羊の頭のスープ(原題: Goats Head Soup)である。ストーンズ黄金期を支えてきたジミー・ミラー最後のプロデュース作品となった。

まずはA面。陰鬱な雰囲気を持つDancing With Mr Dからスタート。この曲ではビル・ワイマンのベースがよく歌っている。ソウルチックな100 Years Agoはストーンズにしては珍しく構成がやや複雑なナンバー。ミックテイラーのワウを使ったギター、ビリー・プレストンのクラビネットが光る。キースのボーカルによるComing Down Againは浮遊感のあるメロディが印象的なバラード。続くDoo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)ではクラビネットとホーンセクションが楽曲を盛り上げる。ミックのボーカルもよい。A面ラストはAngie。こういう女子受けする曲を作るあたりに、ミックのマーケッターとしての才能を感じる。

B面はSilver Trainからスタート。どことなくExile on Main Street収録のAll Down the Lineに雰囲気の似た佳曲。ピアノのバッキングが光るHide Your Loveではミックテイラーがクラプトンばりのギターソロを聴かせてくれる。続くWinterはミックのボーカルが秀逸。ギターソロもよく歌っている。Can You Hear The Music?はオリエンタルな雰囲気のただよう不思議なナンバー。タイやミャンマーあたりの寺院をイメージさせる。ラストのStar Starはチャック・ベリースタイルのロックンロールナンバー。ミックのシャウトが聴きどころ。当時のライブでもよく演奏された。

知人の話によると当時のストーンズはアジア進出を真剣に検討しており、特にミックは日本の演歌を徹底的に研究してAngieを作ったらしい。

本当か嘘かは分からないけれど、山羊の頭のスープが他にはない異国情緒あふれるアルバムであることには変わりはない。

山羊の頭のスープはファンの間では印象の薄いアルバムだけど、僕は結構好きな作品です。

 

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