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The Rolling Stones - Beggars Banquet(1968)

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前作のTheir Satanic Majesties Requestが「ビートルズのSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandの模倣だ」と各メディアで叩かれ、バンドの要であるブライアン・ジョーンズはドラッグ漬けで使い物にならない。1968年はストーンズにとって試練の年だったと思う。

おまけにアメリカではラヴアンドピース。サイケデリックの最盛期を迎えていたし、本国イギリスではLed Zeppelinがデビューしている。つまりストーンズはロックシーンの中でひとり浮いた孤独な存在だったのだと思う。

そこでストーンズは一世一代を賭けた大博打に出る。「原点回帰」だ。

自らのルーツであるブルースを戦前のそれまで遡って、一枚のアルバムを作った。それがこのベガーズ・バンケットである。

当時のレコード会社の人間は完成したベガーズ・バンケットは本当に売れるだろうかと不安になったと思う。何しろロックシーンが前へ前へと革新性を広げているなかで、このアルバムはそれに完全に逆行しているのだから。

しかしそれは杞憂だった。ジミーミラーをプロデュースに迎えベガーズ・バンケットは売れた。そしてロックの名盤に数えられるようになった。

キースがキレのあるギターソロを聴かせるSympathy for the Devil、Street Fighting Manは、後にストーンズの代表曲になるし、Dear Doctor、Parachute Woman、Prodigal Sonには、これでもかという位のストーンズの原点回帰への意思を感じる。ゴスペルのコーラスの入ったラストのSalt of the Earthも美しい。

だけど本作ベガーズ・バンケットで最も哀愁を感じずにいられないのはNo Expectationsのブライアンのスライドギターだろう。ここで聴かれる彼のプレイは永遠にみずみずしい。


【歌と演奏】:管理人


【歌と演奏】:管理人


【歌と演奏】:管理人

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