ロック

My Bloody Valentine - Loveless(1991)

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僕はマイ・ブラッディ・バレンタイン の2013年の東京公演に足を運んでいる。しかもビリンダ嬢のぴったり前の最前列で彼女に手を振ってもらった(ミーハーですね。いい歳をして)。

ラヴレス はマイ・ブラッディ・バレンタインがアラン・マッギー率いるクリエイションレーベルから1991年にリリースされた2作目にあたる。彼らの代表作でありシューゲイザーロックの金字塔とされている。(ちなみにシューゲイザーロックとは、下を向いて演奏する姿がまるで靴を見ている様に似ていることから名づけられたそうです)。おまけに、制作期間に2年以上を要し、当時の日本円で4,500万円かかったという化け物みたいなアルバムである。

本作ラヴレスで彼らが奏でるメロディーは甘美で美しい。彼らがアイルランド出身ということもあって、メロディーにフォーキーさも感じられ幻想的だ。そこに何本も録音を重ねたであろう轟音ギターがかぶさってくる。

音楽的にはこんな薄っぺらい解説しかできないのだけど、本作は聴き手である私達に今までなかった新しいスタンスを提示している。

それは音楽を聴くのではなく「身をゆだねる」というスタンスだ。

ライブでもはっきり分かったのだが、ライブの真っ最中だというのに、轟音の真っただ中だというのに目をつむっているオーディエンスが少なからずいた。僕も目をつむって轟音に身をゆだねていた。思考は完全にストップしていたと思う。

だからこのラヴレス というアルバムは人を選ぶ。ボーカルは聞き取りずらいし、CDには歌詞カードすらついていない。

ただ一度でも前述の「轟音に身をゆだねる体験」をすると、抜けられなくなる。

本作ラヴレス は中毒性の高いアルバムである。

余談だが来日公演のハイライトは彼らのブレイクのきっかけとなったyou made me realiseという曲だった。彼らはこの中で15分以上ノイズを爆発させた。入場者全員に耳栓が配られた理由はそこだったんだね、マイブラさん。と妙に納得した思い出がある。

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