ブリーチはジェイコブ・ディラン率いるザ・ウォールフラワーズのの3作目。まずは「ボブ・ディランの息子」というフィルターを外して聴いてほしい。本作 ブリーチが良質なアメリカンロックだと気付いてくれると思うから。
ジェイコブ・ディランのハスキーな歌声に良質なメロディー。シンプルなアレンジ。それを支えるバンドの力量。バンドとして当たり前の仕事をきっちりこなしている。Tom Petty、The BandやNeil Young、アメリカンロックの良心が凝縮されたバンド。こういうバンドって最近のUSシーンではいそうでいないんだよね。「名盤」というより「好盤」という言葉がしっくりくる。
ところで自分がPCに取り込んだこのアルバム、ジャンルが「アダルトロック」って表示されるんだよね。「アダルトロック」ってどんなジャンルだよ(笑)
とは言え、ジェイコブ・ディラン本人の心に思いを馳せると、父親と同じ仕事に就くというのは相当な覚悟が必要であったろうと思う。何しろ父親はロック界の大御所なのだから。
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