ロック

The Who - Who's Next(1971)

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The Whoの最高傑作。当時のフーは「トミー」に続くロックオペラ「ライトハウス」を構想してたんだけど、ピートの書いた脚本が難解すぎて頓挫。結果、「ライトハウス」用に書かれた曲を集めたのが本作フーズ・ネクストだ。

だからといって本作フーズ・ネクストは楽曲の廃品処理このアルバムではない。楽曲に込められたエネルギーがとにかく凄まじい。積極的にライブを行っていたフーの全盛期にふさわしい圧倒的な楽曲が並んでいる。

A面はBaba O'Rileyから。こんなにオープニングナンバーにふさわしい曲ってあるだろうか。途中でピートの歌う「泣くんじゃない、ただの10代の荒野じゃないか」。このフレーズは泣ける。続くBargainはフー流のハードロックナンバー。この曲のピートのギターが大好きだ。コード一発でガーンとやられる。Love Ain't for Keepingはエレキを使わずギターはアコギだけ。それでもロックできるんだよなあ。脱帽。ジョン・エントウィッスルの歌うMy Wifeはキース・ムーンのドラムが聴きどころ。とにかく暴れまくってる。圧巻だ。A面ラストはThe Song is Over。ニッキー・ホプキンスの弾くピアノが美しいバラードは後半にいくにつれて演奏も盛り上がっていく。このアルバム全体にいえることだけどフーズ・ネクストって静と動のコントラストが絶妙だよね。

B面1曲目のGetting in Tuneもやはりニッキーのピアノではじまるバラード。この曲もThe Song is Overと同じく後半にいくにしたがってやはり盛り上がっていく。ジョンのベースもよく歌っている。Going Mobileはまたしてもアコギでロック。シンプルなR&Rだ。キースのドラムも最高。で、フーズ・ネクストのハイライトはラスト2曲だと思うんだけど、まずはBehind Blue Eyes。とにかく美しい名曲。イントロのギターのアルペジオが泣ける。そしてラストはフーの名曲中の名曲Won't Get Fooled Again。この曲のテンションは凄まじい。血管が切れそうなロジャーのボーカル、居合抜きみたいなピートのギター、うなるジョンのベース。そしてキースの凄まじいドラム。「もう2度とだまされないぜ」と歌うロジャー。ラストの「新しいボスに会っても、前のとおんなじだぜ」ってフレーズ、転職したときつくづく感じた(笑)。

あと忘れちゃいけないのはフーズ・ネクストにはシンセのシーケンスが使われてるってこと。Baba O'RileyやWon't Get Fooled Againで効果的に使われているけど1971年にこの手法が使われているのは斬新だ。

先進性と生々しさ。この2つの融合がフーズ・ネクストを名盤たらしめているのだと思う。







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