ロック

Blur - Parklife(1994)

更新日:

ブリット・ポップの象徴のようなアルバム。それがブラーが1994年にリリースしたパーク・ライフである。彼らの3rdアルバムにあたり、ブラーは初の英国チャート1位を獲得した。

本作パーク・ライフにはブリティッシュ・ビート、モッズ、パンク、ビートルズ、ニューウェイブ、はたまた戦前のミュージック・ホールにいたる英国ポップのエッセンスが凝縮されている。

アルバム収録曲が全16曲と多いにもかかわらず聴き手を飽きさせないのは、そのようなバックグラウンドに裏打ちされたバラエティ豊かな楽曲によるものだと思う。

本作パーク・ライフの楽曲のメロディーは一筋縄ではいけない、ひねくれた部分がある。オープニングのディスコチューン、Girls & BoysにはXTCの影響を感じるし、続くTracy Jacksにはキンクスを感じる、といった具合だ。

それでも各楽曲がキャッチーさを失わないのはメンバーの卓越した作曲、アレンジ能力だと思う。

歌詞についてもタイトル曲Parklifeで英国に暮らす人々をユーモアたっぷりに皮肉っている。読んでいて飽きない。

本作パーク・ライフがタイトル曲やLondon Lovesといった楽曲によって、取りようによってはナショナリズムを強めたことで、米国のグランジ・オルタナへのカウンターとなり、ブリット・ポップの火付け役になったのは間違いない。

ただしブラー自身に右寄りの志向はなく、むしろ英国で暮らす人々をシニカル、コミカルに見つめ、それを英国流ポップの歴史で再構築し、卓越したメロディーで表現した。

これが本作パーク・ライフが傑作と呼ばれるゆえんだと思う。

【関連記事】

Oasis - (What's the Story) Morning Glory?(1995)







-ロック
-, , , , , ,

Copyright© 試行錯誤するロック , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.