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The Damned - Damned Damned Damned(1977)

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1977年、ロンドン・パンク勢のなかで一番最初にリリースされたアルバムがザ・ダムドの地獄に堕ちた野郎ども(原題: Damned Damned Damned)である。

インディ・レーベルの名門Stiff Recordsからリリースされた本作地獄に堕ちた野郎どものプロディーサーはニック・ロウ。

それにしてもジャケットからしてギャグセンス満載である。ダムドはピストルズやクラッシュのような社会・体制批判精神など持ち合わせていない。ただ初期衝動プラスDIY精神で録音したら、こんなアルバムになっちゃった。という感じである。裏を返せば「本物のパンク精神」を持ち合わせているバンドなのかもしれない。

本作地獄に堕ちた野郎どもは録音状態もすこぶる悪い。だけど、このローファイ感が楽曲によく合ってるんだよね。Neat Neat Neat、New Rose、The StoogesのカバーI Feel Alright。パンクの古典が多数収録されている。

演奏もピストルズの1stと比較するととても粗いけどメンバーのテクは意外に高い。人を喰ったような、やる気があるんだかないんだか分からないデイヴ・ヴァニアンのボーカル。カミソリのようなブライアン・ジェイムスのギター。ダウンピッキンングで押しまくるキャプテン・センシブルのベース。キース・ムーンを感じさせるラット・スキャビーズのドラム。

けれどそんなことはどうでもいいんだ。なんてたってパンクなんだから。カッコいい曲とスピード感と勢いさえあればそれでいい。

意外なのは、Fan ClubやFeel the Painの暗めのナンバーにドアーズを感じるところ。

自分だけかもしれないけど、ボーカルがジム・モリソンっぽいんだよね。そんな深読みもできてしまうアルバムでもある。ジャケットのセンスに反して意外に頭のいいバンドだったりして。

そんなザ・ダムドだけど、後のゴス・ロック、ハードコアパンクにも影響を与えることになる。地獄に堕ちた野郎どもは初期パンクを語るとき、避けて通れないアルバムだと思います。

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