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New York Dolls - New York Dolls(1973)

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「セックス・ドラッグ・ロックロール」。問答無用である。この言葉を地でいっていたのがニューヨーク・ドールズである。本作ニューヨーク・ドールズは彼らのデビューアルバム。

このアルバムがリリースされた1973年、「アメリカのストーンズ」としてデビューを果たしたが、結局商業的成功を収めることはできなかった。オリジナルメンバーでのアルバムは本作ニューヨーク・ドールズを入れてわずか2枚。あっさりと解散してしまう(2004年に別メンバーで再結成)。

おまけに日本では「おかまロック」とバカにされ、あまりの演奏の下手さにプロデューサーを務めたトッド・ラングレンが頭を抱え込んだという逸話もあるくらいだ。

それでも本作ニューヨーク・ドールズの魅力は、粘っこいボーカルのデイヴィッド・ヨハンセンとロックロールそのもののギターを弾くジョニー・サンダースという強烈な個性を持った2人のぶつかり合い、そこから生まれるエネルギーにあると思う。

また、デビュー当時は、Tレックスやデヴィット・ボウイなどのグラム・ロックにカテゴライズされていたが、グラム・ロックにはないNYならではのストリート感覚も持っていたといえる。

だからこそ、その魅力に魅かれて稀代の詐欺師マルコム・マクラーレンがマネージャーを買って出て、後のピストルズ結成、ロンドン・パンクのムーブメントにつながっていったのだと思う。

ここでニューヨーク・ドールズとパンクが1本の線でつながることになる。

これがこのニューヨーク・ドールズというアルバムの重要性である。実際、ピストルズのギタリスト、スティーブ・ジョーンズはジョニーのギターに影響を受けている。

偉大なるB級バンドに今夜も乾杯。

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