ロック

John Mayall - Blues Breakers with Eric Clapton(1966)

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どんなバンドやアーティストにも、「原点」と呼ばれるアルバムが必ずあると思う。たいていの場合、それはデビュー作だったりするんだろうけど、クラプトンの場合はこのアルバムが彼の「原点」じゃないかと思う。

ヤードバーズのデビューアルバムももちろん好きなんだけど、どちらかというとビート・グループ色の強いアルバムだよね。ブルースナンバーもやってるけどクラプトンのギターでというより全員でグルーヴ感を出してる印象がある。

で、ヤードバーズのコマーシャル化に嫌気がさして、結局脱退してしまう。

そんなクラプトンが真っ向からブルースに取り組んだ初めてのアルバム、それが本作ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトンです。

ブルース・ブレイカーズにはクラプトン以外にもストーンズにいたミック・テイラー、フリートウッド・マックにいたピーター・グリーンなんかも在籍していたこともあって「白人ブルースの学校」なんて呼ばれてます。

で、そのブルース・ブレイカーズのリーダーでボーカルのジョン・メイオールという人は言ってみれば、ブルース学校の校長先生みたいな存在です。

本作ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトンでのクラプトンのプレイは本当に素晴らしいと思う。フレディ・キングのカバーHideawayをはじめ、名演ぞろいの楽曲がならんでいる。

それに聴いていて何より思うのが「クラプトン、気合入ってるなー」って事。

リラックス・ムードの今のクラプトンに「気合」って言葉は似あわないと思うけど、思いっきり強くピッキングしてるのがわかる。よく聴くとピックと弦が擦れる音が聞こえるもん。

ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン収録の楽曲はジョン・メイオールのオリジナル、カバー含めて全部ブルース。レイ・チャールズのカバーWhat'd I Sayのドラムソロの後でデイ・トリッパーのリフで展開される遊び心があるくらいで、純粋なブルース・アルバム。

ジョン・メイオールのボーカルは線が細すぎるとか割と批判されがちだけど、なんてったって校長先生だからね。尊敬しなきゃ(笑)

本作ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトンでのクラプトンは本当に活き活きとプレイしてる。しかも本作リリースの1966年っていえば、みんなが何か新しいことをやろうと必死になってた時代でしょ。そんな時代に純粋にブルースに取り組む姿は、すがすがしさを感じる。

もしこの時代にタイム・スリップできるのなら「エリック、本当に良かったね」って言ってあげたいアルバムです。

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