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Jimi Hendrix - Are You Experienced(1967)

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よく知られているように、ジミ・ヘンドリックスはもともとリトル・リチャードやアイズレー・ブラザーズのバックを務めていた人である。

自分はその時期の音源を聴いたことはないけれど、おそらくバックバンドの雇われギタリストの域をとっくに超えてたんだろう。

やがて、ジミの存在はアニマルズのチャス・チャンドラーの耳に届く。「とんでもないギタリストがいる。3人のギタリストが同時にプレイしているのかと思った」。

衝撃を受けたチャスはすぐに渡米、ジミにイギリス行きを説得する「イギリス人がブルースなんて聴くのか?」。

ジミはそんな疑問を抱きながらも結局渡英。ミッチ・ミッチェルとノエル・レディングとエクスペリエンスを結成。クラブ・ギグをスタートさせた。スゥインギング・ロンドンに沸く1966年の事だった。

今まで誰も聴いたことのない爆音と指使いはすぐに口コミでロンドン中に広がった。有名ギタリストもギグに顔を出すようになる。

すでにイギリスで確固たる地位を築いていた2人のギタリスト、エリック・クラプトンとジェフ・ベック。この2人をして「廃業を考えさせられた」ほどのインパクトだった。

ジミはやがてテレビ番組「レディ・ステディー・ゴー」などに出演。その衝撃はイギリス全土に広がり、翌1967年「ヘイ・ジョー」でデビュー。その後、リリースされたのが本作アーユーエクスペリエンストである。

本作アーユーエクスペリエンストはデビュー盤にもかかわらず、ベスト盤ではないかと思うくらいの高いクオリティを持った楽曲が収録されている。

Purple Hazeの衝撃的なリフ、Hey Joeのエモーショナルなソロ、I Don't Live Todayのバンドアンサンブルの妙、The Wind Cries Maryの甘美なフレーズ、すべてをぶち壊すようなFireの破壊力、Foxy Ladyの艶めかしい音色、究極のブルースRed House、すべてを総括するAre You Experienced?。

ミッチ・ミッチェルの音数の多いドラミング、ジミのフレーズにぴったり寄り添うノエル・レディングのベース。バンドアンサンブルも完璧だ。

アーユーエクスペリエンストは全英チャート3位を記録する大ヒットアルバムとなり、ジミは一躍時代の寵児となる。

同年6月、ジミはアメリカに凱旋帰国する。「モンタレー・ポップ・フェスティバル」に出演するために。

そこでアメリカは「ギターの神」の出現を目の当たりにすることになる。

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