ロック

Faces - A Nod Is As Good As a Wink... to a Blind Horse(1971)

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フェイセズの最高傑作馬の耳に念仏(原題:A Nod Is As Good As a Wink... to a Blind Horse)は1971年にリリースされた。

英国ロック界きっての酔いどれバンドらしく、リラックスした底抜けに楽しいアルバムだ。「あーやっぱりロックっていいなー」と思わせてくれる名盤。

聴けばすぐ分かるロッド・スチュワートの色気のあるボーカル。ロン・ウッドの乾いたギター、イアン・マクレガンの「分かってらっしゃる」ピアノ、R&Rのツボを押さえたリズム隊。

当時フェイセズは、「リトルストーンズ」なんて呼ばれていたけど、ストーンズほどストイックに曲を固めるタイプのバンドじゃないと思うんだよね。きっと酒かっくらいながらとりあえずジャムって何となく曲になって。それで、レコディーングしちゃう。

そこら辺が愛すべきバンドたるゆえんなんだろうけど。

で、本作馬の耳に念仏はやっぱり名曲Stay with Meが筆頭に挙げられると思うんだけど、ロニー・レインの英国風トラッドの楽曲が本作をただのロックンロールアルバムで終わらなせない奥行を与えていると思う。特にLast Orders Pleaseはロニーレインの趣味丸出しのカントリー・ナンバーだけど名曲だと思う。

ロッド・スチュアートの歌う名バラードLove Lives Hereもちろん素晴らしいけど、ロニー・レインの歌うDebris。最高だよね。コーラスのところで、ロッドがハモるでしょ。あれはいつ聴いても泣ける。

あと、楽曲の途中とかエンディング間際で、一気にテンションが高くなるとこもフェイセズならではで好き。1曲目のMiss Judy's Farm、Stay with Me、Memphis, Tennesseeとかで聴くことができるけど、もう全員一丸となって一気に突っ走る(笑)。走ろうがモたろうが関係なく勢いだけなんだけど、そのグルーヴ感がすごいんだよね。

やっぱり生粋のライブ・バンドだけあって、スタジオ盤の馬の耳に念仏でも盛り上げ方をよく知ってるよね。こういうとこはさすがだと思う。

ラストの2曲、Too BadとThat's All You NeedはライブにうってつけのストレートなR&R。

ここでもまたしても全員で突っ走ってます。特にThat's All You Needの途中でロニーのスライドだけになる展開あるでしょ、そこから一気に爆発するところなんかはライブの光景が目に浮かぶようだよ。

変な言い方だけど、フェイセズはこれ以上練習しないほうがいいバンドだったと思う。下手に上手くなっちゃたりしたら、このバンドの魅力は半減してしまうと思う。

そんなこんなで、本作馬の耳に念仏は世界屈指の酔いどれライブ・バンドの作った名作だと断言きると思います。







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