ロック

Mando Diao - Bring 'em In(2003)

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マンドゥ・ディアオはスウェーデン出身のガレージ・バンド。本作ブリング・エム・インで2003年にデビューを果たした。

まずビヨルン・ディクスクウォットとグスタフ・ノリアンという2人のギター・ボーカルがそれぞれボーカルをとっている点が興味深い。ボーカル・スタイルはビヨルン・ディクスクウォットがソウルフルに歌い上げるタイプであるのに対し、グスタフ・ノリアンはアニマルズのエリック・バートンを彷彿させるパンキッシュなスタイルだ。

このツインボーカルがアルバムを最後まで引っ張っていく。

本作ブリング・エム・インのサウンドは、モッズが基礎にあるんじゃないかと思う。確かに聴いていると初期のThe WhoやSmall Facesの影響がうかがえる。また、オルガンが随所に使われており、サウンドに色彩を与えている。

最初このアルバムを聴いたとき、「なんてレトロなバンドなんだ」とビックリしたのを憶えている。ガレージサウンドに60年代風の印象的なメロディーが乗り、バンド全体の熱気もすごい。特に3曲目のMotown Blood(いかにもモッズっぽいタイトルですね)を聴いたとき、ライブ音源かと思ったもん。

ブリング・エム・イン発売当時のキャッチ・コピーは「セックス・ピストルズとジャムるビートルズ」だったが、まあまあ当たってるんじゃないかな。

このバンドもメンバーの入れ替わりが激しい。一応、現在も解散せずに活動しているらしいけど、辞めたメンバーがまた戻ってきたりとか、とにかくややこしい。

マンドゥ・ディアオは同じくロックロール・リバイバルから出てきたハイヴスと同郷である。

同じスウェーデン出身なのだから仲良くすればいいと思うのだが、ハイヴスはマンドゥのことを「過去のロックロール、ノスタルジアだけを大切にしているバンド」と言えば、マンドゥの方はハイヴスを「ただステージに立っているだけのでくの坊」とこき下ろしている。結構なビックマウスである。

最近のMando Diaoは二人組のエレクトロ・ポップみたいなことをやっていて、正直この先が心配である。

だけど、本作ブリング・エム・インは時代が変わっても、受け継がれるべきアルバムだと思う。

ブリング・エム・インはメンバー全員がビートルズ好きを公言しているとおり、楽曲のメロディがとにかく良い。

一度聴いたら頭から離れない普遍性を持った楽曲が多く収録されたアルバムである。

特にモッズ、スモール・フェイセズがお好きな方は「買い」だと思います。

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