ロック

The Rolling Stones - Between the Buttons(1965)

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60年代のストーンズのアルバムって、UK盤とUS盤で収録曲が微妙に違っていてやっかいだ。なので本ブログではUK盤について話を進めていこうと思います。

本作ビトウィーンザバトンズは1965年にリリースされた。ストーンズのマネジャー兼プロデューサーであったアンドリュー・ルーグ・オールダムの最後の作品となった。

本作はストーンズ版「リボルバー」だと思っている。ちょうど同じ時期にリボルバーがリリースされていることを考えると、たぶん両者とも同じような「新しい何か」を模索している時期と思われるからだ。

ビトウィーンザバトンズにはいわゆるブルースを基盤とした「ストーンズ節」というものが一切出てこない。

その代りに登場するのがサイケデリックな曲調とメロディーだ。ギターに興味をなくしたブライアン・ジョーンズは、ビィブラフォン、マリンバ、トロンボーンと様々な楽器でその才能を発揮している。

ほとんどのギターを担当したキースは、レスポールに深いファズをかけ、前作「アフター・マス」とは比べようもないほど厚い音を出している。

浮遊感ただようYesterday's Papers、英国トラッド風のバラッドBack Street Girl、ミュージックホール風のCool, Calm and Collected 、Happened to Me Yesterday、ボ・ディドリーのリズムにサイケな要素をプラスしたPlease Go Home Somethingなど、バンドというより「楽団」と呼んでいいような、多彩な楽曲が並ぶ。

ビトウィーンザバトンズは当時のロンドンの「音の見本市」のようなアルバムだ。

リズム隊にもさまざまな試行錯誤の跡が見受けられる。特にMy Obsessionで聴かれるゴリゴリのベース音は、今聴いても新鮮だ。

本作ビトウィーンザバトンズは英国で3位を記録し、前作を超えることができなかった。評論家の評価も決して好意的ではなかった。

「そうかなあ、最高のアルバムだと思うんだけどなあ」というのが自分の本音だ。だってこんなにバラエティ豊富なストーンズのアルバムって他にないでしょ。

このアルバムのリリース後、ミック、キースのドラッグ事件(レッドランズ事件)が起こり、しばらくバンド活動は停止。

で、2年後にサイケ・アルバムTheir Satanic Majesties Requestをリリースすることになる。

本作ビトウィーンザバトンズは、Their Satanic Majesties Requestへの布石として重要なアルバムだと思う。







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