ロック

Red Hot Chili Peppers - Blood Sugar Sex Magik(1991)

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本作ブラッド・シュガー・セックス・マジックはレッド・ホット・チリペッパーズの5作目のアルバム。

80年代のレッチリと言えば「チンポコ・ソックス」が印象的だった。「こいつら本当にバカだなあ」と本気で思っていた。

その陰で、レッチリは先駆者としての悩みを抱えていた。ラモーンズなどのパンクとP・ファンクを融合したサウンドは斬新だったが、商業的には成功を収めることができなかった。

さらにレッチリにさらなる悲劇が襲う。オリジナルメンバーのギタリストヒレル・スロヴァクがドラッグが原因で亡くなってしまう。

その後バンドはチャド・スミス、レッチリの大ファンだったジョン・フルシアンテを迎え、「母乳」をリリース。新生Red Hot Chili Peppersをスタートさせた。この作品ははじめてのチャート作品となった。

本作ブラッド・シュガー・セックス・マジックはこの「母乳」の後、1991年にリリースされた。プロディーサーには、ビースティ・ボーイズなどのラップ、メタリカなどのヘヴィロックを手掛けたリック・ルービンを起用。このリックの起用は大当たりだった。

もともと高かった演奏能力はさらに向上。前4作で培ったファンクの粘りにルービンの持ち込んだヘヴィロック色が加わり、本作ブラッド・シュガー・セックス・マジックを傑作へと導いた。

たたみかけるようなラップが強烈なGive It Away、ジョンの纏わりつくようなワウワウギターが魅力的なSir Psycho Sexy。その一方で、アコーティック・ギターで歌われるバラードI Could Have Liedで新境地も開拓した。

アンソニーの書く詩も大きく変化した。とくに自らの苦悩を歌ったUnder the Bridgeの歌詞は胸に迫ってくる。

初期に比べて「大人に成長したなあ」というのが本作ブラッド・シュガー・セックス・マジックの印象だ。

それにしてもこのバンド、本当に演奏上手いよね。ドラムのチャドのパワフルで音数の多いドラミング、フリーの超人的テクニック、ジミヘンを感じさせるジョンのギター、独特のメロディセンスを持つアンソニー。

本作ブラッド・シュガー・セックス・マジックでレッチリは米国の頂点に立つことになる。

その後、このブラッド・シュガー・セックス・マジックのアプローチを真似たバンドがいっぱいでてきたけど、100年経ってもこの作品を超えるアルバムはでてこないと思う。

ホント最高のアルバムです。

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