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Cato Salsa Experience - A Good Tip for a Good Time(2000)

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カトー・サルサ・エクスペリエンスはノルウェー出身のガレージバンド。本作A Good Tip for a Good Timeは彼らのデビュー作。2000年にリリースされた。ちなみに邦題は「カトーの楽しいロック講座」。

ノルウェーは北欧3国の中で、唯一EU未加盟の国。やっぱりどう考えても音楽の辺境地だ。そんな国からどうしてこんなカッコいいバンドが登場してきたのか不思議でならない。

カトー・サルサ・エクスペリエンスは紅一点のオルガン奏者を含む4人組み。本作A Good Tip for a Good Timeは音楽的には典型的な60年代のガレージサウンドだ。

パッキパッキのギター、よくうねるベース、ドコドコなドラム、チープなオルガン、そしてちょっとサイケ入ってるボーカル。

このA Good Tip for a Good Timeは輸入CDショップでジャケ買いした。1曲目のListen to Me Daddy'Oでハマった。何とテルミンを使っているのである。この現代にテルミン?でもそれが堪らなくカッコいいいいんだわ。

おそらく楽曲はリフ主体で、メンバー全員でジャム・セッションしながら作っているんだろうと思う。

こういうバンド好きなんだよね。リフ一発でガーンといっちゃうタイプのバンド。で、適度にフックの効いたカッコいいアレンジがなされてて。あとオルガンが入っているのも魅力的だな。

ノルウェーは自由だし、民主的で人々の暮らしも安定してる。失業者も少ない国だ。でも小さな国だから資金集めが難しいし、物を売る力が乏しい。

だからレコードをたくさん売るのも難しいし、ライブをやる場所も限られてると思う。アーティストにとって、今のノルウェーでクリエイティブでいながら同時に暮らしを維持していくのは相当ハードなはずだ。

アメリカだと否応なしに「インディ」という枠組みに入ることができるし、バンド自体もそれに自覚的になれる。要は「這い上がれるモチベーション」を保てるわけだ。

ところが、ノルウェーの場合はそうはいかない。だってそういう枠組みがないのだから。そんな状況でよく頑張ってデビューまでこぎつけたなと感動すら覚える。

カトー・サルサ・エクスペリエンスは個人的にすごく応援してるバンドです。本作A Good Tip for a Good Timeはロック辺境の地で生まれた愛すべき最高のB級ガレージ・アルバムです。







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