ロック

The Doors - STRANGE DAYS(1967)

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ザ・ドアーズのセカンド・アルバムまぼろしの世界(原題:STRANGE DAYS)は1967年にリリースされた。ファースト・アルバムで見られたブルース色はなくなり、よりサイケ色の強いアルバムとなった。

ファーストがすごいインパクトだったのでセカンドまぼろしの世界はどうなんだろうと思って聴いてみたら、これが大傑作でびっくりした。

まず1曲目のStrange Daysのイントロのキーボードがいいよね。ホントに60年代サイケって感じで。You're Lost Little Girlはイントロのギターのアルペジオが美しい。ギター・ソロも幻想的だ。Love Me Two Timesは文句なしにカッコいいナンバー。ブレイクのところが特にね。Moonlight Driveはギターが素晴らしい。ジム・モリソンのボーカルが霞んでしまうくらいに。

ジャケットも印象的。これだけジャケットと音がシンクロしているアルバムもなかなかないと思う。

本作まぼろしの世界のジム・モリソンのボーカルは落ち着いて歌っている印象だけど、ファーストの延長だなあと思うのはHorse LatitudesとやっぱりWhen the Music's Overだね。

特にWhen the Music's Overは10分を越えるナンバーだけど、この曲はファーストの「ジ・エンド」に匹敵する名曲。やっぱりドアーズっていうバンドはジム・モリソンの高い演劇性が核になってるんだと再認識させられる。本作まぼろしの世界の最大のハイライトだと思う。

本作まぼろしの世界はジム・モリソンの孤独感がひしひしと伝わってくる。ファーストが「真っ赤に燃える火」ならまぼろしの世界は「青白く燃える火」っていう印象。

なんか悲しいアルバムだなと感じるんだよね。マイナー・キーの曲が多いからそう感じるのかもしれないけど、ファーストで一気にブレイクして、ジム・モリソンはカリスマになってしまったわけでしょ。そのせいで今まで感じたことのない孤独感も感じていたんじゃないかな。

だから本作まぼろしの世界はジム・モリソンの個人的なアルバムだと思っている。When the Music's Overのジム・モリソンの叫びに特にそれを感じる。

ファーストは割と外側に向かっていたジム・モリソンが、本作まぼろしの世界ではひたすら内側に向かっている。People Are Strangeなんて、それを象徴するタイトルだと思うし。

ファーストも名盤だけど、セカンドまぼろしの世界も名盤です。やっぱりドアーズって凄いバンドだと、この記事を書きながら改めて感じました。

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