ロック

Sting - The Dream of the Blue Turtles(1985)

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ポリスが活動休止に入り、スティングが1985年にリリースしたアルバム。タイトルはブルータートルの夢(原題:The Dream of the Blue Turtles)。

本作ブルータートルの夢はジャズ要素が強い。バック・ミュージシャンもケニー・カークランド、オマー・ハキム、ブランフォード・マルサリス、ダリル・ジョーンズなど、当時の若手実力派のジャズ・ミュージシャンを起用している。

中でもダリル・ジョーンズ(ベース)とオマー・ハキム(ドラムス)のリズム隊は鉄壁だ。
ブルータートルの夢が今聴いても色褪せないのはこの2人のおかげかもしれない。

しかし、ダリル・ジョーンズがストーンズのサポート・ベーシストとして加入した時は驚いたな。そして真っ先に本作ブルータートルの夢を思い出したよ。

スティングもこの安定感のあるメンバーをバックに伸び伸びと歌っているように思えるが、歌詞の内容は重い。

当時のアメリカとソビエトの冷戦を批判したRussians、Children's Crusade、We Work the Black Seam。特にRussiansなんて「レーガン」「フルシチョフ」とか人名がモロに出てくる。この曲を当時のグラミー賞で歌ったんだから、この頃から社会問題に強い関心があったんだな、と思う。

スティングという人は生真面目というか完璧主義なところがすごくあって、本作ブルータートルの夢も完成度の高いアルバムに仕上がっている。

特にChildren's Crusadeのボーカルに続くブランフォード・マルサリスのソプラノ・サックスによるソロは圧巻だし、Shadows In The Rainのグルーヴ感は毎回聴いていてゾクゾクする。

最近のスティングは全然聴いてないなあ。でも2016年にニュー・アルバム出してるんだよね。近頃のスティングってなんか環境保護に走っているイメージが先行してしまって、なんか聴く気にならないんだけど、機会があったら聴いてみようかな。

ブルータートルの夢は一言でいうと「大人のロック・アルバム」という言葉が一番しっくりくる。やっぱりジャズ志向のアルバムだし、曲も都会的な雰囲気を醸し出しているしね。

でも、当時ブルータートルの夢をリアル・タイムで聴いた人はビックリしたと思う。「えー!ジャズなの?」って。

けど、よく聴けばやっぱりスティングの曲なんだよね。If You Love Somebody Set Them FreeとFortress Around Your Heartというヒット曲をきちんとこなしてるあたりはさすがだと思う。

本作ブルータートルの夢は今でも十分通用する内容、クオリティーを持った80年代ロックの名盤だと思います。







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