ロック

Echo & the Bunnymen - Heaven Up Here(1981)

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ネオ・サイケの雄エコー&ザ・バニーメンのセカンド・アルバム、ヘヴン・アップ・ヒアは1980年にリリースされた。本作で聴かれるサウンドは圧倒的な緊張感である。

ウィル・サージェントの切迫感溢れるギターカッティング。それを支えるレス・パティンソンとピート・デ・フレイタスの強靭なリズム隊。そこに乗っかるイアン・マッカロクの独特の旋律を持ったボーカル。

本作ヘヴン・アップ・ヒアはまるで中世のゴシック建築を見ているような荘厳さがある。特に、打ち込みのビートで始まるOver the Wallのギターカッティングは圧巻である。

ヘヴン・アップ・ヒアは友人に勧められて買った。「60年代のサイケ好きならきっと気に入ると思うよ」とその友人が言っていたので、聴いてみることにした。

聴いて、冒頭のShow of Strengthから3曲目のOver the Wallまでの流れにヤラれてしまった。この緊張感と焦燥感。本作ヘヴン・アップ・ヒアがエコー&ザ・バニーメンの最高傑作というのも頷ける。

イアン・マッカロクのボーカルには、どこかジム・モリソンに通じるところがある。でも単なる60年代サイケの焼き直しではなく、ジョイ・ディヴィジョンなど、ポスト・パンクを通過しているだけあって、独特の世界観を作り上げている。

アルバム後半はポスト・ロックの影響が顕著であると思う。はっきり言って明るいアルバムではない。曇り空がいつまで経っても晴れない印象のアルバムである。

でも、いつしかそれがクセになる。自分がそうだったからね。

その曇り空がほんの少し明るくなる印象のA Promiseが素敵だ。本作No Dark Thingsで唯一親しみやすいメロディーを持つこの曲のおかげで、本作ヘヴン・アップ・ヒアがただの暗いアルバムにならずにすんでいると思う。名曲です。

自分は特にA面のPromise開けの後半の展開が好きだ。バンドの緊張感がハンパじゃないのだ。
どんどんと吸い込まれていくようなHeaven Up Here、ギター1本で歌われるThe Disease、メロウなバラードAll My Colours、緊張感溢れるギターカッティングが楽しめるNo Dark Things。

圧巻はラストのAll I Wantだ。2本のギターがカッティングを交えて高みに上っていく様は圧巻の一言に尽きる。

こうしてヘヴン・アップ・ヒアを聴いていると80年代のバンドも捨てたもんじゃないと思う。

ヘヴン・アップ・ヒアは80年代ロックを代表すると言っても過言ではない名作です。未聴の方はぜひチェックしてみて下さい。







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