ロック

Pink Floyd - Atom Heart Mother(1970)

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ピンク・フロイド5作目のアルバム原子心母(原題:Atom Heart Mother)は1970年にリリースされた。

まずはオープニングナンバーのタイトル曲Atom Heart Motherである。24分にわたり、全部で6つのパートに分かれたこの曲はオーケストラ、SE、女性コーラスなどを配し、とても24分とは思えないくらい、聴く者を引き込んでいく。

しかし、よくこんな曲書けたなあと思う。アビーロードのB面も凄いけどこの曲も凄いよ。だって1970年でしょ。リスナー、業界にとっては相当なインパクトだったろうなと思う。

特筆すべきは間奏のデヴィッド・ギルモアのギターだ。これは完全にブルースギターだ。ギルモアのルーツにブルースがあるとは、改めて本作原子心母を聴いて再認識した。

それにこの曲、やっぱり始めと終わりに登場するメインのメロディーがいいよね。クラッシックではこれに似たようなメロディーもあるんだろうけど、ロックに大々的に持ち込んだのは原子心母が初めてなんじゃないかな。今まで聴いたことのないメロディーだよ。あと中盤のバイオリンのパートも美しい。

余談だけど、このを原子心母をクラシックしか聴かない叔父に聴かせたら、すごい感動して、完全にピンク・フロイドフリークになってしましました(笑)

たぶんクリムゾンの21st Century Schizoid Man including MirrorsとこのAtom Heart Motherがプログレの2大名曲ってことになるんだろうけど、Atom Heart Motherの方が淡々と盛り上がっていく感じだね。

でもこの原子心母を初めて聴いた人はびっくりしただろうなあ。だってA面全部使って1曲なんだもん。しかもこんなに静かに盛り上がっていく曲って今までなかったでしょ。

続いてB面。アコースティックギターを使ったIf。これは名曲だと思う。英国風のコード進行。美しいメロディー。どうしてもAtom Heart Motherの印象が強い原子心母だけど、こういう隠れた名曲が収録されているのが本作原子心母の魅力だと思う。

Summer '68はピアノで始まる牧歌的なナンバー。途中でリズムが変わってサイケ調になる所がやっぱりフロイドなんだなって思う。ラストはオーケストラが入って大曲になります。

Fat Old Sunもアコースティックギターを使った曲。メロディーが美しい。ギルモアのギター・ソロがとてもいい感じだ。

ラストはAlan's Psychedelic Breakfast。この曲も3つのパートに分かれていて、水滴の音に合わせて曲が始まる。この曲でもSEがふんだんに使われていて、ちょっとサイケな香りがする1曲。結構トリップ感が味わえる。

ピンク・フロイドの「音」に対するストイックさと純粋さがたっぷり堪能できるのが本作原子心母の最大の魅力であると思います。







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