ロック

The Rolling Stones - Their Satanic Majesties Request(1967)

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サタニック・マジェスティーズは1967年にリリースされた。当時のストーンズも「サージェント・ペパーズ」に影響を受け、サイケ・アルバムを作った。それが本作、サタニック・マジェスティーズである。

このアルバムへの評論家達の評価はそりゃひどいもんだった。「サージェント・ペパーズの猿真似」とコキ下したメディアもあったくらいだ。

だけど、パンク、オルタナを経た耳で聴いてみると、本作サタニック・マジェスティーズはそれほどひどい出来ではないように思える。

特筆すべきはブライアン・ジョーンズの貢献だ。ブライアン自身はストーンズのサイケ化に反対だったらしいが、She's a Rainbowのメロトロンでプログレより先んじてみせ、シタールやフルート、ブラス類で見事な仕事を果たしている。

もしもブライアンがストーンズにいなかったら本作サタニック・マジェスティーズも散々な出来になっていたと思う。それだけにブライアンの功績は大きいと思う。

もちろん本作サタニック・マジェスティーズにはブルースの影響を受けた楽曲は1曲も収録されていない。不思議な浮遊感の漂う楽曲が並んでいる。もちろん名曲She's a Rainbow、2000 Light Years From Homeが収録されているけどね。

おそらく、ミック・ジャガーは少し焦って本作サタニック・マジェスティーズを作ったんじゃないかと思う。あのストーンズを焦らせたのは他でもない、ビートルズである。

その反動が次作ベガーズ・バンケットに現れていると思う。あのアルバムはブルースへの原点回帰アルバムでしょ。

発売当時は不評だったサタニック・マジェスティーズだけど、90年代のセカンド・サマー・オブ・ラブの時代にサタニック・マジェスティーズは再評価を受けることになる。

それはこのアルバムが持つ不思議な高揚感と至福感だと思う。Sing This All Togetherなんて、いかにもプライマル・スクリームが好きそうなナンバーだしね。

本作サタニック・マジェスティーズがただのサイケ・アルバムに終わらないところはさすがストーンズだと思う。高揚感と至福感でいったらサージェント・ペパーズを越えていると思う。

そこはやっぱりブルースの高揚感、至福感を知ってるストーンズだからこそだと思う。たとえ曲調が違っていても、そこは嫌でも出てしまうんだろうね。「三つ子の魂、百までも」とはよく言ったものだと思う。

やっぱり、サタニック・マジェスティーズは名盤だと思います。同時にストーンズの凄みすら感じる1枚です。







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