ロック

The Kinks - The kinks(1964)

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ザ・キンクスのファースト・アルバム、ザ・キンクスは1964年にリリースされた。このアルバムには個人的な思い出がある。初めて買った輸入盤のレコードだからだ。

千葉から御茶ノ水まで総武線に乗って買いに行ったよ。当時は紙媒体しか情報がなかったから、当時愛読していたディスク・ガイドを片手に。

当時は麗紅堂とか友&愛なんかのレンタルレコード屋さんをよく利用してたんだけど、キンクスは置いてなくてさ。千葉の田舎からわざわざ買いに行ったわけだ。

アルバムを見つけた時は嬉しかったな。やっと出会えた感じで。すぐにレジに持っていって、帰りの総武線の中でいろいろ想像してた。一体、どんなサウンドなんだろうって。

家に帰って、レコード盤のビニールを剥がして、レコードをターンテーブルに乗せる。流れてきたのは想像通りの音だった。シンプルなR&R。嬉しかったなあ。

レイ・デイヴィスとデイブ・デイヴィスの叫ぶようなボーカル。まだ当時はBeautiful DelilahやToo Much Monkey Businessがチャック・ベリーのカバーなんて知らなかった有様だからさ、完全にオリジナルだと思って聴いてた。カッコいいなあって。

そして必殺のYou Really Got Me。これにはやられた。カッコいいリフ。ギター・ソロも最高だった。

今聴くと本作ザ・キンクスってマニアックなR&B取り上げてるんだよね。ボ・ディドリーのCadillacとかドン・コヴェイのLong Tall Shortyとか。当時のブリティッシュ・ビート勢が競っていろいろなR&R、R&Bナンバーを取り上げていたのがよく分かる。

でも、当時はそんなこと分かりもしなかった。お金がないからさ、ただただ繰り返し聴くわけ。名曲Stop Your Sobbin'を後にプリテンダーズやニック・ロウがカバーすることも知らずに。

当時80年代のMTV真っ盛りの中で、何か「新しいものに触れた」感覚を与えてくれたのが本作ザ・キンクスだったんだなあと思う。

不思議なことに身体にスーッと入ってきたんだよね。全曲とも。ストーンズのファーストもその頃聴いてたせいもあったのかもしれないけど、当時1964年の若者たちもきっと夢中になってザ・キンクスを聴いたんだろうと思う。そう考えるとなんだか嬉しくなるね。

本作ザ・キンクスは大げさだけど自分で自分の扉を開いたアルバム。今までも何回も聴いてきたけど、これからも聴き続けると思う1枚です。







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