ロック

Led Zeppelin - Physical Graffiti(1975)

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レッド・ツェッペリン初の2枚組にして、後期の大傑作。フィジカル・グラフティは1975年にリリースされた。

まずディスク1から。Custard Pie。ペイジのリフが超絶にカッコいい。ボンゾのドラムもタメが効いている。一体どんな練習をすればこんなドラムが叩けるんだろうか。ワウの効いたギター。ソロも最高。プラントのボーカルとブルース・ハープも良い。

The Roverはペイジのスライドを交えたリフが秀逸。しかしボンゾのリズムって重いよね。ドラムの音の大きさは本作フィジカル・グラフティが一番なんじゃないだろうか。Bメロのちょっと切なくなるコード進行が大好きな曲です。

In My Time Of Dyingはペイジのオープンチューニングが冴える1曲。この曲もボンゾのドラムの音が大きい。スライドに絡み付くようなプラントのボーカルが良い。例によってツェッペリンらしく、後半は爆発するんだけどこのグルーヴ感が凄まじい。ボンゾってやっぱり天才だったんだなと再認識させられる1曲。ペイジのスライドもいい感じだ。

Houses Of The Holyはペイジのリフから作ったんだろうなと推測できるリズミックなR&Rナンバー。プラントのボーカルが堪能できる1曲。ペイジの手クセ丸出しのソロもいい感じだ。

Trampled Under Footはジョンジーのクラヴィネットがカッコいい。結果的にレッド・ツェッペリン流のディスコ・チューンになってしまっている。でも本人たちはディスコを意識してなかったと思う。こういうところに天才集団の凄さを感じる。

ラストはKashmir。8分を越える大作。ちょっとホラー・チックなコード進行だけど、プラントは見事にメロディーを乗っけてる。これは凄いことだと思う。普通のシンガーじゃ無理だよ、絶対。

続いてディスク2へ。In The Lightから。民族音楽風のイントロから始まるパターンって本作フィジカル・グラフティが初めてじゃないかな。この曲もKashmirと同じくホラー・チックなコード進行だけど、プラントはやっぱりメロをしっかり乗っけてるのは脱帽だ。
途中で転調するところで、曇り空から光が差す感覚を覚える。ラストのペイジのソロも良い。名曲だと思う

Bron-Yr-Aurはペイジのアコースティク・ギターの幻想的なインスト・ナンバー。リバーブが心地よい。

Down By The Seasideは本作フィジカル・グラフティで一番ポップな曲だと思う。カントリーの影響を受けているのが分かる。プラントもリラックスして歌っている。途中でマイナーに転調する展開がスリリングだ。

Ten Years Goneはゴシック建築を見ている感覚を覚える。緻密な構成がそう思わせるのかもしれない。この曲はペイジのギター・ソロに尽きる。ちょっとオリエンタルな雰囲気のある美しいソロだ。

Night FlightはポップなR&Rナンバー。こういう曲でもツェッペリンらしさは微塵も失われていないのはさすがだと思う。ジョンジーのハモンド・オルガンが曲に良くマッチしている。

The Wanton Songはこれぞツェッペリンというハード・ロックナンバー。リズムのアレンジが素晴らしい。フェイザーを効かせたペイジのソロとメインリフの対比が素晴らしい。

Boogie With Stuはアコースティクを基調とした3コードのR&Rナンバー。ジョンジーの弾くホンキー・トンクなピアノもいい感じだ。こういうシンプルなR&Rが入ってるのもフィジカル・グラフティの魅力の1つだと思う。

Black Country Womanもアコースティクなブルースナンバー。途中からボンゾのドラムが入ってくるんだけど、バスドラだけなのに、その存在感が凄い。アコースティックなナンバーなんだけど、重いんだよね。やっぱりボンゾは凄いわ。

ラストのSick Againは王道のハード・ロックナンバー。この曲もボンゾのドラムが素晴らしい。独特のタイム感と力強さ。こんなドラマーは2度と出てこないだろうなと思う。

結構な長さになってしまいましたが、本作フィジカル・グラフティは多様な要素の詰まった名盤です。最後までおつき合い下さり、ありがとうございました。







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