ロック

The Who - The Who Sell Out(1967)

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ザ・フーの3作目、ザ・フー・セル・アウト(The Who Sell Out)1967年にリリースされた。本作は、ザ・フー初のコンセプト・アルバムである。曲間に架空のラジオ局のジングル曲やコマーシャル・ソングを挟むことにより、アルバム自体がさながらラジオ番組のようになっている。本作ザ・フー・セル・アウトがリリースされた1967年はサイケデリック・ムーブメントの最盛期であり、その影響を受け、サイケデリック色の強いポップでカラフルなサウンドとなっている。

まずは冒頭。ラジオのナレーションが終わるとのArmenia City In The Skyが始まる。ギターのフィードバック音、列車の通過音などが左右のスピーカーを駆け巡る。いかにもサイケらしいオープニングだと思う。

続いてHeinz Baked Beansのナレーションを経てMary Anne With The Shaky Handへ。アコスーティック・ギターを使った美しいコーラスを持つ楽曲。ラストのキース・ムーンのドラムが凄まじい。やっぱりこの人は予定調和を嫌うというか、何かやらないと気が済まない人なんだと思う。

ナレーションを挟んでピート・タウンゼントの歌うOdoronoへ。やっぱりサイケ・アルバムだけあってメロディーや展開が一筋縄ではいかない。まあそれがピート・タウンゼントの才能なんだろうけどね。

またもやナレーションを挟んでTattooへ。この曲は「ライヴ・アット・リーズ」でも演ってるよね。フーって意外と言ったら失礼だけどコーラスが上手い。その魅力を堪能できる1曲です。

Our Love Wasはピートのボーカルによる爽やかな楽曲。途中で展開が激しくなるんだけど、キース・ムーンのドラムとピートのファズの効いたギター・ソロ聴いていると。ただの爽やかな曲で終わらない時代を感じる。何てったって1967年だからね。

続いてI Can See For Milesこれは名曲。途中の転調するところなんか何回聴いてもゾクゾクする。本作ザ・フー・セル・アウトで一番好きな曲です。

I Can't Reach Youはピートの歌う美しいメロディーを持った楽曲。こんなにいい曲書くのにどうして日本で人気が出ないのか不思議だ。

Medacはベースのジョンによるボーカル。1分にも満たない短い曲だけど良曲です。

Relaxは壮大なハモンド・オルガンで幕を開ける楽曲。曲調は目まぐるしく変わる。後半になるに従ってピートのギターが荒々しくなっていく。まさにサイケな1曲。

Silas Stingyはマイナー・キーの宮廷音楽のような楽曲。ハモンド・オルガンがいい味つけをしている。この曲も展開がサイケ色が強い。

Sunriseはピートのアコースティック・ギターによる楽曲。浮遊感漂うメロディーをモノにしている。ピートの弾くアルペジオが美しい。

ラストのRael 1 & 2は本作ザ・フー・セル・アウトを総括する1曲ではないだろうか。複雑な展開やメロディー。とにかく展開がコロコロ変わる。それでも「曲」としてきちんと成立してるのはピートの才能なんだろうなあ。もう後半なんか別の曲になっちゃってるもん(笑)

でもピートのこういう大作主義が名作「トミー」を生み出すんだからね。無視はできない曲です。

本作ザ・フー・セル・アウトは始めてザ・フーを聴く人にはオススメしないけど、ある程度サイケデリックの耐性がある方にはぴったりハマると思います。







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