ロック

Cyndi Lauper - She's So Unusual(1983)

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シンディ・ローパーのデビュー・アルバム、シーズ・ソー・アンユージュアルは1983年にリリースされた。このアルバムを今でも聴き続けているのは、もちろん自分が彼女のファンだからなのは当たり前なんだけど、彼女の存在がとても興味深いからだ。

普通、女性アーティストが活動する場合、どうしてもセックス・アピールを強いられる場合が多い。マドンナなんかはそれを逆手に取って見事に成功した。

ところがこのシンディ・ローパーという人はセックス・アピールを一切利用することなく、今日まで活動を続けている。これは凄いことだと思う。

また、ここが肝心なんだけど、彼女は歌が圧倒的に上手く、作曲、アレンジもこなしている。シンディ・ローパーの奇抜な外見からは意外と思う方もいると思うけれど、そうなのだ。

本作シーズ・ソー・アンユージュアルでもGirls Just Want To Have Funのようなポップな曲はとことん明るく、Time After Timeなどのバラードではしっとりとした歌声を聴かせてくれる。彼女の声が「七色の声」と評されるのは言い得て妙だと思う。

それに、デビュー以来活動を休むことなく現在まで続けていることも凄いことだと思う。最初本作シーズ・ソー・アンユージュアルを聴いたときは、「これはすぐに消えるな」と思っていたのだが、それは大間違いだった。

彼女は1983年のデビューから2016年までの間に11枚のアルバムをリリースしている。編集盤をいれるともっとだろう。そのキャリアの中で、ドクター・ジョンで有名な「アイコ・アイコ」をカバーしたり、幅広い音楽性を体現している。

だが一貫して変わらないのは彼女の「歌い手としての誠実さ」だと思う。それは彼女の行動にも現れている。

2011年の東日本大震災の折、シンディは来日公演のため来日していたが、来日していた海外アーティストが公演を中止し、帰国する中でシンディもスタッフから帰国を促されたが、予定通り公演を行った。

こういう精神力の強さも彼女の魅力なのだと思う。彼女はデビューするまで、大変苦労したアーティストでもある。

これからもずっと応援していきたいアーティストの1人である。そんな思いも込めて本作シーズ・ソー・アンユージュアルを取り上げさせていただきました。







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