ロック

King Crimson - Red(1974)

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第2期キング・クリムゾンのラスト・アルバム、レッドは1974年にリリースされた。メンバーはロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードの3人である。

まず1曲目のタイトル曲Red。ロバート・フリップの緊張感溢れるリフ。すさまじいテンションである。インストナンバーで6分以上ある楽曲だが、メンバーが音で聴き手を挑発している印象を受ける。途中の低音のストリングスが入ってくるアレンジが印象的。楽曲自体はロバート・フリップのギター・リフの繰り返しなのだが、曲が進行するにつれてどんどんテンションが増してくる。初めて本作レッドを聴いた時、「このアルバムはただものではない」と感じたのを思い出す。

続いてFallen Angelはジョン・ウェットンの歌心が伝わるメロディアスなナンバー。途中のギター・ソロが美しい。歌の後ろで鳴っているオブリのギターの音もマイルドで良い。そしてメル・コリンズのサックスとギターの絡み。名演だと思う。

One More Red Nightmareはビル・ブルーフォードのドラミングが聴きどころ。パーカッシブなドラミングは誰も真似できない境地に達していると思う。バックで鳴っているロバート・フリップのギターも良い音を出している。後半のインター・プレイにおけるメル・コリンズが素晴らしい。ジョン・ウェットンのボーカルも良い。

Providenceはデヴィッド・クロスの緊張感溢れるバイオリンで幕を開ける。そこにディストーションをかけたベースが入ってくる。緊張感がハンパじゃない。徐々にロバート・フリップのギターも入ってくるのだが、狂気じみたものを感じる。殺気すら感じる1曲である。

ラストのStarlessはストリングスに乗せた美しいロバート・フリップのギターから始まる。ジョン・ウェットンの歌うメロディーも美しい。が、これも後半になるに従って美しく壊れていく。ロバート・フリップのフレーズは単音なのだけど、緊張感が凄まじい。徐々にフレーズの音程が高まっていき、インター・プレイに突入するのだけれど、テンションの高さが尋常じゃない上にメル・コリンズのサックスが素晴らしい。ロバート・フリップのギター・ソロも凄まじいテンションだ。いやーここまでやられると参りましたという他ないよ(笑)

というわけで本作レッドはプログレ史上、屈指の緊張感を持った名盤です。未聴の方はぜひチェックしてみてください。







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