ロック

Killing Joke - Killing Joke(1980)

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キリング・ジョークのデビュー・アルバム、キリング・ジョークは1980年にリリースされた。ポスト・パンクの金字塔とされ、1990年以降のオルタナ勢にも多大な影響を与えたアルバムである。

まず冒頭のRequiemから。重厚なシンセの音に無機質なギターの音が重なる。本作キリング・ジョーク全般に言えることなんだけど、このギターの音大好きです。鋼のような音がいいんだよね。ボーカルもポスト・パンク勢にしてはジョイ・ディヴィジョンみたいに内側にこもるのではなく、外側に向かって歌っている印象がある。

Wardanceもギターのカッティングがカッコいいナンバー。ボーカルはパンクそのものだ。サビのメロディー展開はクセになる。後半のグルーヴ感と緊張感が凄い。

Tomorrows Worldは変拍子を取り入れた楽曲。これまたギターの音が良い。これは完全にポスト・パンクの象徴のような楽曲だと思う。従来のロックのイディオムが1つもない。
本作キリング・ジョークの中で一番好きな曲です。

Bloodsportはギターとシンセの掛け合いから始まるナンバー。ニュー・オーダーをヘヴィにしたようなインスト・ナンバー。カッコいいです。途中のBメロの展開で観客の歓声がサンプリングがなされているが、これはキリング・ジョークの産業ロックへの皮肉とも取れると思う。エンディングのノイズ・ギターも良い。

The Waitは90年代のオルタナを予感させる名曲。カート・コバーンも本作キリング・ジョークは絶対聴いていたと思う。上昇するコード進行のサビの展開が強烈。

Complicationsもオルタナを予見するような楽曲。ギターのリフにオルタナを感じる。しかしこんな先見性を持ったアルバムが1980年にリリースされていたことに驚く。

$0W6は7分近くある大作。バックにナレーションがコラージュされているヘヴィなナンバー。不協和音のギターのアルペジオが緊張感を誘う。やがて楽曲が高みに達していく様は圧巻である。本作キリング・ジョークの最大のハイライトだと思う。

ラストのPrimitiveはクールなベースに鋼のギターが重なって楽曲が始まる。凄まじい緊張感と焦燥感を感じるナンバー。途中のブレイクの入る展開もカッコいい。

ポスト・ロックっていうと違和感バリバリだと思っていたのが、やっぱりグランジ、オルタナを通った耳で聴くと割と違和感なく聴けるのが本作キリング・ジョークだと思います。

グランジ好きな方にはたまらないギターの音だと思います。
オススメの1枚です。







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