ロック

Bob Dylan - Bringing It All Back Home(1965)

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ボブ・ディランのブリンギング・イット・オール・バック・ホームは1965年にリリースされた。初期ディランの作品の中で最も「ブルース」を感じさせるアルバムであると思う。それはジャケット写真にロバート・ジョンソンのレコードが映っていることからもうかがえる。

本作ブリンギング・イット・オール・バック・ホームはアナログA面はエレクトリック・バンドを配し、B面はアコースティックの弾き語りの構成を取っている。

まずはA面、Subterranean Homesick Bluesから。ディランの言葉数の多いブルージーな歌声が聴き手に突き刺さってくる。プロモーションビデオもカッコいい1曲。

She Belongs to Meはメロディアスなフォーク・ロック寄りのミディアム・ナンバー。メロディーの乗せ方が従来のフォーク・スタイルとは明らかに違っている。

Maggie's Farmもブルージーなナンバー。やっぱりブルースがこの時期のディランのキーワードなのかもしれない。当時の保守的なファンは、そりゃビックリしたと思う。「フォーク界のプリンス」がエレクトリック・バンドを従えてこんな曲を演っちゃったんだから。

Love Minus Zero/No Limitはメロディアスなフォーク・ロックナンバー。この曲もフォークというよりやっぱりロックを感じるなあ。

Outlaw Bluesは早急なビートを刻むブルース・ナンバー。個人的に本作ブリンギング・イット・オール・バック・ホームで一番好きな曲です。

On the Road Againも3コードのブルース・ナンバー。ディランのブルース・ハープも攻撃的に聴こえる。

Bob Dylan's 115th Dreamは、歌い出しを間違えたのかディランの笑い声が収録されている。この曲もやはりブルースだ。

続いてB面。Mr. Tambourine Manはやっぱり名曲だと思う。ディランの楽曲の中で初めてビルボード・チャートで1位を獲得した1曲。ザ・バーズのカバーでも有名だよね。

Gates of Edenはギター1本の弾き語りスタイルだけど、メロディーがやっぱりフォークのそれじゃない。ビートルズの影響を感じる。そのまま聴いているとバンドの音が聴こえてくるような感覚を覚える。

It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)はギター1本のブルース・ナンバー。ディランのボーカルも字余りがありまくりなんだけど、言葉がマシンガンのように突き刺さってくる。ギターのストロークも攻撃的だ。

ラストのIt's All Over Now, Baby Blueもメロディアスなナンバーだけど、フォークのメロディアスさとは違う。ディランのボーカルも力強く、攻撃的に聴こえる。

ディランは次作、追憶のハイウェイ61でフォーク・ロックを確立するわけだけど、本作ブリンギング・イット・オール・バック・ホームはその萌芽を見出すことができる名盤だと思います。







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